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ヴィンテージ・トランペットの名器、C.G.コーン製の38Bコンステレーション

 

C.G.CONN B♭TRUMPET  38B Connstellation 1969年製

 

C.G.コーン製作のトランペット、コンステレーションは生産終了から35年以上経過した今なお、その存在感は色褪せることはありません。


38Bは130ミリの大口径ベルを持ちながら、バルブボアは438"と非常に細身。メインチューニングの幅が大きく、ベル後方もそれに合わせて幅広く成形。マウスパイプレシーバーは奏者側に長く伸びるようにレイアウト。MonetteやTaylorのようなユニークな形状のトランペットを見慣れている現在の私達でさえ、その姿にインパクトを受けるのですから、発売当時は大きなセンセーションを巻き起こしたことは云うまでもありません。

 

 

 

もちろん、このフォルムは奇をてらったわけではなく、リッチでダイナミックなサウンドを追求した結果でした。1972年までの製作品には、イエローブラスベルの上にコパーとニッケルの二重メッキ("ELECTRO-D" bell)を掛け、その上からクリアラッカー塗装を施すという当時では類を見ない多層仕上げのベルを開発。サウンドプロデュースのために、一見しただけでは判らない部分にまで拘り抜いた当時のC.G.コーン社渾身の力作であったことが判ります。

一説によると、夭折の天才ジャズ・トランペッター、クリフォード・ブラウンが事故の当日にむかっていたのは、この新しく発売される38Bを試しにCONN社の工場に行く途中だった、と云われています。

 

 

若かりし頃のメイナード・ファーガソンやエリントン楽団のスクリーマー、キャット・アンダーソンを始め、1960年代のカウント・ベイシーのトランペットセクションが全員38Bで揃えるなど、類まれなるパワー・サウンドの虜になったプレイヤーが続出しました。一方で、トム・ハレル(※)のように濃密なサウンドを縦横無尽に紡ぐソロイストも長年愛用している通り、音色の幅が極めて豊かなトランペットです。

比較的数多く生産されたモデルのため、現在でも市場に出ること自体は珍しくはありませんが、外観・機能性・サウンドともに良い状態が保たれている個体は非常に少ないモデルでもあります。今回入荷した1台は、この三拍子が揃っています。この機会をお見逃しなく。

 

※トム・ハレルのコンステレーションは38Bの姉妹モデル36Bです。ベル径が118ミリ径のスモールベル仕様。

 



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